しんどさ99%の療育ライフ…。「1%の可愛さ」に救われる瞬間

家計

皆さん、毎日「ご機嫌」に過ごせていますか?

仕事に家事、そして日々の療育……。現代パパ・ママのやるべきことは本当に多くて、疲れがたまってくるとついつい心に余裕がなくなってしまいますよね。

我が家でも、最近は自閉症のある息子・もん太の他害が少し激しめだったり、連日のように朝4時頃に叩き起こされたりする日々が続いています。おかげで私の大切な朝活時間はすっかり確保できず、正直なところメンタルをゴリゴリに削られる毎日です。

しかし、そんな白目を剥きそうな過酷な日々の中にあっても、もん太との関わりの中で「ほんの一瞬だけ」クスッと笑えたり、フッと心が癒されたりする瞬間があります。

今回は、そんな我が家のリアルな日常から、思わずクスッと笑ってしまうもん太の愛らしいエピソードと、ボロボロになりがちなメンタルを保つための考え方をお届けします。

1. 歓迎されている?塩対応すぎる「お帰りの儀式」

私が仕事から帰宅し、玄関の鍵を開けると、家の中からダダダダッ!と激しい足音が響いてきます。もん太が私の帰ってきた物音を聞きつけて、玄関まで走ってきてくれたのです。

普通の家庭なら、 「お父さん、おかえり!」 なんて笑顔で温かく迎え入れてくれる感動的なシーンですよね。(長男のぽん太からは「待ってました!」と、手厚い歓迎を受けます)

ですが、我が家のもん太の場合は一味違います。

ものすごい勢いで走ってきて、玄関で私の顔を一瞬だけ確認したかと思うと、そのままサッと向きを変え、リビングに続くドアをバタン!と閉めてリビングへ戻っていってしまいます。

滞在時間はわずか数秒。「あ、帰ってきたのね。確認したからヨシ!」 と言わんばかりの、あまりにも見事な塩対応です。

歓迎されているのか、それともただのパトロールなのか、もはやよく分かりません。それでも、父親が帰ってきたという事実にはしっかり反応してくれているのだと思うと、なんだか不器用で愛らしく感じる時もあります。

2. お父さんならくれるはず!健気な「おねだり攻撃」

私が残業して帰宅したとき、もん太はすでに夕飯を食べ終えていることがよくあります。

しかし、私が自分の夕飯をテーブルに並べて食べ始めると、どこからともなくもん太がひたひたと足音を立てて近づいてきます。

もん太は言葉を話すことができません。そのため、私のすぐ横にぴったりと寄り添いながら、 「ん!ん!んー!」 と声を出し、一生懸命に私の食べているおかずを指差してアピールしてきます。

「お父さんのご飯、美味しそうだな♪」 「お父さんなら、きっと一口分けてくれるはず!」

そう信じて、キラキラした目で毎回めげずにトライしてくる姿は、少し困ってしまいますが、たまらなく健気で可愛い瞬間でもあります。心の余裕があるときには、そんなアピールに思わずクスッとさせられています。

ちなみに、最近はこのプレッシャーが凄すぎるので、もん太を風呂に入れて、眠りに入っていくタイミングになったら、こっそりと脱衣所で夕食を食べるスタイルです(笑)

3. 命がけのスキンシップ?

もん太は、力のコントロールをすることが非常に苦手です。そのため、顔をそっと近づけてすりすりしたり、優しい力加減でぎゅっと抱きしめたりすることができません。

妻に対しては、お互いに両手を広げて穏やかに頬をすりすりしたり、優しくハグしたりしていて、父親である私から見ても本当に微笑ましいなと羨ましく思っています。

ところが、私が同じように両手を広げて近づこうとすると、もん太のテンションが急激に上がってしまいます。興奮のあまり、あっという間に手が出て叩かれたり、引っかかれたりしてしまうのです。5秒も持ちませんね。

そのため、私ともん太のスキンシップは、常にちょっとした警戒態勢が必要になります。

そこで編み出したコツメ流のスキンシップ方法がこちらです。

  • もん太が床にごろんと横になっているときを狙う
  • 引っかかれたり叩かれたりしないよう、両手を優しくホールドする
  • 私が首元に顔をすりつけ、スキンシップをとる

こうすると、もん太は「テケテッ!」と声を上げて嬉しそうに笑ってくれます。(嫌がる時は、グイと顔を押し返したり、叩いてくるので、速攻で逃げます)

一般的な親子のスキンシップとは少し形が違うかもしれませんが、こうして笑い合っているときは、もん太が「人間」として私をしっかりと意識して、関わってくれているのを実感できます。

4. お散歩は「お父さん指名」

普段、リビングで家族一緒に過ごしているとき、もん太は基本的にお母さんが大好きです。私が近づこうとすると、やんわりと(あるいは力強く)払いのけられ、「今はお母さんと二人で過ごしたいの!」というオーラを全力で出されることがよくあります。父親としては、少し寂しい気持ちになることもあります。

ですが、不思議なことに「お散歩」のときだけは、妻ではなく私を指名してくれます。

靴を指差して、「お父さん、お散歩に連れて行って!」と、全力で私を誘ってくれるのです。

これには、これまでの積み重ねが大きく関係しているのだと思います。おそらく我が家の中で、圧倒的にお散歩へ連れ出している回数が多いのが私だからでしょう。

もん太の頭の中で、「お散歩といえばお父さん」というマイルールがしっかりできあがっているのだと思います。

普段は何かを要求するための「道具」のように使われてしまうことも多い私ですが、お散歩のときだけは「一緒に出かける遊び相手」として信頼してくれているのだと感じられて、やはり父親として嬉しく感じます。

5. 大変さ99%、だけど1%の「可愛い」で乗り切るメンタル維持術

ここまで微笑ましいエピソードをお話ししてきましたが、現実の生活はそんなに甘いものではありません。

正直に言うと、日々の暮らしにおける大変さやしんどさは「99%」です。もん太の他害やこだわり、睡眠障害に向き合う毎日は、本当に過酷です。今回ご紹介したような、クスッと笑えるような可愛い瞬間は、全体のわずか「1%」に過ぎません。

毎日が綱渡りで、感覚としては「家庭崩壊寸前」という超スレスレの境界線を、なんとか毎日持ちこたえているのが本音です。
また、我が家だけでは、こうした過酷な日常に到底耐えられません。福祉のショートステイや放課後等デイサービスといった事業所を利用させていただき、そこで「ふーっ」と一息つける時間があるからこそ、何とか命をつないでいる状態です。

子育てや療育をしていると、「なんで私(我が家)ばっかりこんなに大変なんだろう」と、終わりのない負のループに陥ってしまうことがあるかと思います。私自身、仕事でも家庭でも、これまで心の中で何千回その言葉を唱えたか分かりません。

しかし、一歩引いて冷静に振り返ってみると、しんどいことばかりではない、、、はずです。仕事でも誰かから感謝される瞬間があるように、子育てや療育でも、今回お話ししたような「1%のクスッと笑える瞬間」や「可愛いなと思える部分」が確かに存在しているなぁと、感じない、、、こともないかと(笑)

ちなみに、私たち人間は、生き延びるために「ネガティブ思考」が優位になるよう、生まれつきプログラミングされています。

原始時代を想像してみてください。目の前にあるキノコを「美味しそうだから」と手当たり次第に食べていたら、毒に当たってすぐに全滅してしまいますよね。「このキノコは危険かもしれない」「あそこの草むらには猛獣が潜んでいるかもしれない」と、常に最悪の事態を想定し、慎重に行動できたネガティブな祖先たちだけが生き残り、現代の私たちにその遺伝子をつないできたのです。

ですから、あなたが「最近ネガティブなことばかり考えてしまうな……」と落ち込む必要はまったくありません。それは生物として生き残るための、ごく自然な防衛反応なのです。

「ネガティブになっちゃうのも、人間だから仕方ないよね」

そうやって自分の思考を優しく受け入れつつ、たまには少しだけ冷静に客観視して、「そういえば、あんな可愛い瞬間もあったな」 と、頭の隅っこに「1%の温かい記憶」をストックしておく。
自分自身のメンタルと、そんな感じでゆるやかに付き合っていくことが、心がポキッと折れてしまわないための秘訣なのかなと思っています。

皆さんも、日々のがんばりの中で、心が沈みそうになったときは「1%のクスッとポイント」を見出してみてくださいね。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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