日頃のブログでは、自閉症&行動障害もん太の療育ライフについてお話しすることが多いのですが、今回は「きょうだい児との関わり」について少しお話しさせてください。
我が家の長男「ぽん太」は、現在小学4年生の9歳です。 特にグレることもなく、自閉症の二男もん太が寝静まった後には、そっと横に行って「もん太、可愛いなぁ」と添い寝をして可愛がってくれるような、本当に優しいお兄ちゃんに育ってくれています。
しかし、ここまでの道のりは決して平坦なものではありませんでした。
朝と夜に作る、長男ぽん太との「時間」
実は3年ほど前から、二男のもん太のこだわりがかなり強く出てくるようになりました。 そのこだわりのひとつが、「お兄ちゃん(ぽん太)をリビングから追い出して、別の部屋に行かせる」というものでした。
ぽん太からすれば、自分が思うようにリビングで過ごせず、良い迷惑です。自分が幼少期に同じ目に遭ったら耐えられるかどうか、、、
その上、1人にされたら、どうしても「自分は邪魔者なのかな」「1人ぼっちで寂しいな」と感じてしまいまうと思います。 そこで私は、朝の支度がひと通り終わったら、ぽん太と一緒に別の部屋や外で全力で遊び相手をすることが習慣になっています。
これは夕食後も同じです。 夕食が終わると、妻がもん太をドライブに連れて行ってくれます。その間に私はパパッと食器や台所を片付け、そこから1時間半から2時間ほど、ぽん太と過ごす時間を確保しています。
正直、仕事終わりの体にはこたえますし、子どもの遊び相手はかなり体力を使います。でも、この「長男ぽん太との時間」を確保することが、きょうだい児であるぽん太のメンタルと成長を支えるために、とても大切なことだと考えています。
親子でドハマり!「けん玉」、「折り紙」、「絵画」
そんな、ぽん太と二人で過ごす時間の中で、特に以下の3つの趣味には、ぽん太がハマっており、私自身もそこそこ楽しくやっています。
- けん玉:保育園のクリスマス会でプレゼントされたのをきっかけにハマりました。かなりの腕前で、けん玉検定の上から2番目の「エキスパート」というめちゃくちゃ難しいレベルの技までこなせるようになりました。「もしかめ」などの技より4段も5段も上のレベルです。私が知ってたけん玉とちがーう(笑)
- 折り紙:こちらも保育園の頃から大好きなのですが、今や超高難易度の「エンシェントドラゴン」という作品を、折り方を丸暗記してササッと折ってしまうほどのレベルに達しています。「鶴」などよりも100倍ぐらい工程が多いです。私が知ってた折り紙とちがーう(笑)
- 絵画:はじめは偉人のイラストを私が描いて、ぽん太が誰のイラストか当てるという遊びから始まりました。そこから、二人で絵を描くようなって、テレビ番組の影響で、葛飾北斎の作品を模写したり、「クレパスで書きました」(著:momo)という本を真似してクレパスでリアルな絵を描いたりするようになりました。葛飾北斎の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」の模写は私の自信作です(笑)

ちなみに、そんな息子の遊びに付き合っているうちに、私自身も、けん玉の「アドバンス」レベルの技が出来るようになりました。折り紙についても1時間程度かかる「フェニックス」を折れるようになったりしました。ただ、「エンシェントドラゴン」にいたっては10回ほど挑戦しましたが、工程が多すぎて、完全にギブアップしてしまいました(笑)。
実は、ポンタとこうして本気で遊ぶようになる前の私は、暇さえあればスマホゲーム(麻雀、デュエルリンクスなど)をしたり、パワフルプロ野球(栄冠ナインという高校野球の監督をやるモード)をダラダラとプレイしたりして、時間をなんとなく浪費していました。
でも、子供と一緒にけん玉や折り紙に熱中するようになってから、とても良い変化があったのです。
ひとつは、自然とデジタルデトックスができたこと。 そしてもうひとつは、大人になっても「何百回とトライして、できるようになった!」という達成感を味わえたことです。この小さな成功体験の積み重ねは、親である私自身の自己肯定感にもすごく良い影響を与えてくれています。
親子で全力で遊べる時間は「あと1000日」
毎日、ヘトヘトになりながら子どもの相手をしていると、「今日はちょっとゆっくり休みたい」「あと10分だけ寝かせて……」と思う瞬間は、正直何度もあります。
でも、ふと考えると、ぽん太は現在9歳。親に向かって「お父さん、一緒に遊ぼう!」と全力で甘えてきてくれる時期なんて、おそらくあと3年ほどではないでしょうか。
1年は365日。 あと3年ということは、ポンタとこうして本気で遊べる時間は「あと1000日」ほどしか残されていないのです。 そう考えると、すでに大切な親子で過ごせる時間のカウントダウンが始まっているような気がして、しんどい体にムチを打ってでも、今この瞬間を大切にしたいと思わされます。(しんどい時は、休んでいますが、、、)
私がぽん太との時間を意識しているのは、「大人になったとき、ぽん太が『障害のある弟がいて大変だったけど、お父さんもお母さんも、僕のことを絶対にほったらかしにしなかった。自分もちゃんと愛されていたんだ』という原体験を持ってほしい」という思いがあるからです。
親の愛情を独り占めできる時間が少しでもあれば、きっとそれは将来、家族や周りの人、そしてもん太に対しても優しくできる心の土台になってくれると信じています。
まとめ:限られた時間だからこそ、全力で共有したい
障がいのあるお子さんを育てているご家庭では、どうしても手がかかる子つきっきりになり、きょうだい児に寂しい思いをさせてしまっているのでは……と悩むパパ・ママも多いと思います。
でも、大それたことをする必要はありません。 ちょっとした朝の数分や、夕方の隙間時間だけでも、子どもと同じ目線で何かを共有できれば、それだけで子どもの心にはしっかりと愛情が届くのではないかと思います。
ゲームを一緒にやるのでも、絵を描くのでも、なんでもいいと思います。 一番大切なのは、子どもに「自分は1人ぼっちじゃない」と感じてもらうことです。
皆さんも、日々、しんどいかもしれませんが、カウントダウンが始まっていると思って、今しか味わえないお子さんとの限られた時間を、ぜひ全力で過ごしてみてください。
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