【自閉症療育】隙間時間に試行錯誤する我が家のゆる療育ライフ

療育術

最近、なかなか新しい療育グッズを作ったり、新しい取り組みを始めたりする時間や精神的なゆとりが作れないことが多い日々が続いています。特に季節の変わり目などは家族の誰かが体調を崩したり、仕事が繁忙期に入ったりして、メンタルを維持するだけで精一杯……なんてことも日常茶飯事です。

ですが先日、職場での有給休暇や溜まっていた振替休日を小出しで消化することができ、久しぶりに心身ともに少し余裕が生まれました!

そこで今回は、この「ちょっとできた空き時間」を活用して、我が家で新しく取り組んでみた3つの家庭療育と見通し作りについてお話ししたいと思います。

大したことではないかもしれませんが、我が家なりの試行錯誤のリアルをお届けしたいと思います。

1. イレギュラーな予定に対応!「時計の絵カード」を追加作成

我が家では以前から、自閉症のある二男のもん太の視覚支援として、時計の絵カードを活用しています。

普段のスケジュール(放課後等デイサービスのお迎え時間や学校への出発時間など)が決まっている時間帯については、スケジュールの絵カードの横に時計のカードを並べて設置し、「この時計と同じ時間になったら出発だよ」と見せるようにしています。

ただ、正直なところ普段の決まった時間ですらなかなか待てず、もん太の「早く行きたい!」という催促は日常茶飯事です(笑)

そんな中、先日ちょっと困った出来事がありました。

その日はデイサービスのお迎えがないイレギュラーな日で、昼前の11時頃に私の実家へ移動する予定でした。

しかし、我が家には8時や9時といった普段よく使う時間帯の時計カードしか用意がありませんでした。11時という専用のカードがなかったため、もん太は「何時に行くのか」が分からずパニック気味になり、「早く行け!早く行け!」と激しい催促が始まってしまったのです。

普段なら赤い表示で残り時間が減っていく「ビジュアルタイマー(最大1時間)」を使って、待ち時間を伝えるのですが、11時までとなるとタイマーでも対応しきれず、待つのがどうしても難しくなってしまいました。

ですが、その激しい催促の最中、もん太がチラッと壁の時計を指差す仕草を見せたのです。

「あれ?ひょっとしたら時計の形や仕組みまでは理解していなくても、時計という存在自体は認識できているのかな?」と感じました。

そこで、イレギュラーな時間帯にも対応できるよう、追加で11時などの「時計の絵カード」を作成してみることにしました。

どこまで効果があるかは未知数ですが、見通しを持つきっかけになればいいなと思っています。

2. 見通しをさらに広げる!「2週間カレンダー」と「100均マグネット」

もうひとつの取り組みが、スケジュールの見通しをより長期的に伝えるための改善です。

我が家ではいつも1週間分のカレンダーを表示しているのですが、動画などで学び、「本当は2週間単位くらいで先の予定が見えると、より見通しが立ちやすくなって落ち着ける」ということを知りました。

そこで、2週間分のスケジュールを設置できるスペースを作るため、マグネットシートをネットで追加購入してレイアウト変更を進めました。

さらに、数字も少しずつ覚えてくれたら嬉しいなと思い、100円ショップで31日分の日付が書かれたマグネットも購入してきました。自分で作成すると大変なので、とってもありがたかったです!

もちろん、我が家のことなので大半の取り組みは一筋縄ではいかず、うまく運用できないことの方が多いです(笑)。

それでも「失敗しても当たり前、試しにやってみてうまくいけば儲けもの」くらいの気楽なスタンスで、少しずつ試していこうと思っています。

3. 食事中の「嫌・いらない」を伝えるジェスチャーの練習

3つ目は、コミュニケーション面での新しいチャレンジです。

以前、もん太が「嫌だ」という気持ちを言葉で上手く表現できないという課題について記事にしましたが、妻とも話し合い、まずは食事の場面から感情表現のジェスチャーを覚えてもらおうと考えました。

具体的には、ご飯を食べている時に「もうお腹いっぱい」「このおかずは嫌い・いらない」というタイミングで、手をグイッと前に出して拒否を表現する動作(手で押しのけるような仕草)を身につけてもらう計画です。

これを一人で覚えさせるのは難しいため、私が夕飯の時間に帰宅できた日には横に付き添い、食べ終わりそうなタイミングで手を添えて一緒に動作を練習してみることにしました。

早速、先日1回目を実践してみたのですが……これがなかなか難しい!

もん太は食べるスピードが非常に早いため、「いらない」と思うタイミングを見極めて手を添えるのが至難の業でした。

また、もん太は現在、食事に集中できるようダイニングテーブルではなく、壁に向けたもん太専用の狭いデスクスペースでご飯を食べています。そのため、2人で並んで手を伸ばしたり添えたりするにはスペースが狭すぎるという物理的な課題も見つかりました。

このあたりの食事スペースやレイアウトについても、今後少しずつ広げるなど工夫していきたいと考えています。

まとめ:できる時に、できることを。アウトプットがモチベーションに

今回は、少し時間ができたタイミングで取り組んだ我が家の「ゆる療育」についてご紹介しました。

療育の取り組みって、本当に親のメンタルや時間の余裕に左右されると思います。

仕事が激務だったり、季節の変わり目で体調やメンタルが落ち込んでいたりする時に無理をして進めようとしても、親も子も潰れてしまいます。

だからこそ、「時間と心に余裕がある時に、できることだけ本腰を入れてやる」という割り切りが大切だと感じています。

そして、忙しくて手が回らない時期でも「これやってみたいな」「こう改善したいな」と思ったアイデアは、スマホのメモ帳やブログに書き出してアウトプットしておくことをおすすめします!

脳の中に溜め込んでおくだけだと忙しさで消えてしまったり、「できてない」と、プレッシャーを感じてしまいますが、文字にして残しておくと自分自身の「備忘録」になるので、「隙間時間」に動けます。

皆さんも完璧を目指さず、調子の波に揺られながら、できる時にできることを一歩ずつ進めていきましょう。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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