もん太がブチギレる理由

体験談

もん太は、よくブチギレます。
寝起きで機嫌が悪かったり、、、(理不尽!)
私とぽん太がリビングにいるのが気に食わなかったり、、、(理不尽!)
子どもの声が嫌だったり、、、(お前も子どもじゃろがい!)
などなど、数えたらキリがないほどのブチギレポイントがあります。

私自身、自閉スペクトラム症のことを理解するまで「正しいことを伝えていけばいつか改善する」、「だんだん慣れていく」と思っていました。
ただ、そんな”当たり前”の育児を続けても、状態は一向に改善せず、ストレスは増大し、完全にノイローゼに近い状態でした。

そんな感じだったので、「なんとか、ブチギレを沈静化させるテクニック的なことを学べないか」と、様々な書籍を読んだりしました。
なんやかんやトータルで20〜30冊は読んだと思います。

そんな経験から、最も重要だと感じたのは、「本人の気持ちを理解すること」です。

なかでも、オススメなのが東田直樹さんの著書「自閉症の僕が跳びはねる理由」です。
有名過ぎて、このブログを読んでくれているような必死にもがいているような方は、ほとんどの方が知っている書籍かもしれません。
まさに、療育本のベストセラーと言っても過言ではないかと思います。

最も参考になったのは、自閉症の当事者目線での感覚を伝えていただけたことです。
とっさに叩いてきたり、引っ掻いてくるのも、不快さを感じる感度やポイントが私と違うことや
意味不明な行動と思っていたことも、本人にとっては気持ち良かったり落ち着くんだということ
などなど、、、
こうした本人の感覚や困り感について、療育本などを通じて「知識」として理解していたつもりでしたが、正直なところ「きれいごと」「うちの子はそういう次元じゃない」みたいな、否定的な感情もありました。
ただ、この書籍では、東田直樹さんのご本人の目線や言葉で書かれているため、「あ、本当にそうなんだ」「うちの、もん太もこんなことを感じているのかなぁ」と考えられるようになりました。

書籍を読んで以降、
たとえば、もん太が急に笑いながら叩いてきたりしてきても「『楽しい』という表現が『叩く』になってしまったんだなぁ、、、」とか
もん太が手を繋いている時に不意に爪を立ててきても「『刺激』を求めて力が入って『爪を立てる』になってしまったんだなぁ、、、」とか
もん太が悪い事をした時に「いけないよ」といってもスルーされている様子でも「私の言うこと、聞いてないように見えるけど、一応、メッセージは届いているかもしれないなぁ、、、」などなど
そんな風に捉えられるようになりました。

「いや、どこが違うねん!」と、思った方もいるかもしれませんが、これは、大きな進歩です。
(我々、家族のダメージ量はほぼ変わっていませんが、、、徐々に、、徐々に、、改善してはいます)
これまで、私は「もん太は人の気持ちや痛みが分からないサイコパスなんじゃないか」と、割と本気で思っており、「言っても無駄」「もう無理」と、諦めに近い状態でした。
ただ、ちゃんと家族への愛着や感情もあり、普通の人に比べて感覚の過敏さ等で困る場面が多いという風に、捉えられるようになったことで、これまでの自分を反省するとともに、「ひょっとしたら、一生懸命に接していれば、色々と成長してくれるかも」と、希望も持てるようになりました。

まあ、こんなことを学校で教えてもくれないですし、私自身が体験したことないですし、当の本人とはコミュニケーションが取れないので、なかなか理解が難しいですけどね。
だからこそ、この書籍は本当に貴重な一冊だと思っています。
まだ、読んだことがない方がいれば、ぜひ、読んでみていただくことをオススメします。

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