突然ですが、皆さんのご家庭では「視覚支援」に取り組まれていますでしょうか? 「絵カードを作ってみたけど、全然見てくれない…」「結局、親のストレスが増えただけだった」なんて経験、ありませんか?
我が家のもん太も、3歳頃から視覚支援を導入しましたが、今日に至るまではまさに試行錯誤の連続でした。 今回は、我が家が何度も失敗しながらたどり着いた、「視覚支援を定着させるための秘訣」についてお話ししたいと思います。
1 最初は「撃沈」からのスタート
最初に取り組んだのは、3歳の頃。 「これから買い物に行くよ」「川遊びに行くよ」といった、行き先を伝える絵カードでした。
最初は「お、これからどこかに行くんだな」と反応してくれていたのですが、次第に雲行きが怪しく…。 もん太の気分じゃない時にカードを見せると、カードをバンバン叩いて拒絶するようになってしまったんです。 結局、一度は視覚支援そのものを諦めてしまいました。
2 「食」のこだわりで初めての手応え
しばらくして、もん太の「食べすぎ(過食)」に悩むようになりました。 そこで再チャレンジしたのが、「冷蔵庫の横の食べられる分だけカード」です。

- 食べられる量だけカードを貼る。
- 食べ終わったら「おしまいボックス」にカードを入れる。
これ、最初は「もっと食べたい!」と要求されましたが、妻と協力して心を鬼にし、「ここにある分でおしまい」というルールを徹底しました。すると、もん太自身が「これ以上は食べられないんだ」と理解してくれるようになり、ここで初めて「絵カードって効果あるんだ!」と実感できました。
3 「見通し」が立たない恐怖との戦い
一番困っていたのは、生活リズムでした。 着替えも歯磨きも嫌がる。通園に行くタイミングも分からない。。。
当時のもん太は、「次に何が起こるか分からない」という不安から、一日中イライラような状態でした。 親も子もストレスMAX。本当に大変な日々でした。
そんな時に参考になったのが、YouTubeの「古林療育研究所(ザ・プロンプト)」というチャンネルでした。 そこで学んだのが、自閉症児にとっての「見通し(予見性)」の大切さです。
私たちだって、次に何が起こるか分からないと不安だったりすると思いますが、ある程度、予測を立てて行動できたりします。また、嫌なことでも、「もう少し頑張れば乗り越えられる」、「乗り越えれば良いことがある(ご褒美にしよう)」といった感じで、自然と見通しを立てて行動できるので、自然とストレスを軽減しながら過ごしています。
これが、もん太のような自閉症や知的障害のあるお子さんだと難しく、不安な日常を送っており、そのことがストレスの原因になって、他害や自傷などに繋がっているということを学びました。
なので、「見通す力」を補ってあげるために。1日の生活を示したスケジュール表が有効になるんです。
4 「嫌なこと」の後に「いいこと」をセットにする
ただ、スケジュール表を導入するには少しコツがいります。
動画で教えてもらった特に重要なコツは、スケジュールを組む時の「提示の仕方」でした。
例えば、「着替え」というもん太にとってあまり楽しくない活動の後に、「おやつ」というメリット(ご褒美)を提示することです。 「着替えが終わったら、おやつだよ」という流れを視覚的に見せることで、少し嫌なことでも取り組めるようになるというわけです。
我が家で使用しているスケジュール表のイメージを掲載しますので、ご参考までに。

5. 現在の進歩
このやり方を取り入れてから、我が家の生活は劇的に変わりました。 あんなに嫌がっていたお風呂や歯磨きも、「この後の流れ」が理解できているので、スムーズに動けるようになってきたんです。(歯磨きはイライラしながらやっていますが、以前は、やろうとすらしなかったので大進歩です)
今では週間のカレンダーも使いこなし、「明日は大好きな事業所の日だ!」と楽しみに待つこともできるようになりました。
まとめ:大切なのは「本人のメリット」
視覚支援は、単に親が指示を伝えるための道具ではありません。 本人が「次に何があるか分かって安心できる」「頑張ればい良いことがあると分かる」ためのツールなんだと痛感しました。
もし今、視覚支援で悩んでいる方がいたら、まずは「お子さんが大好きなもの(食べ物や遊び)」からスモールステップで始めてみてはいかがでしょうか?
今日もしんどい療育ライフ、一緒に頑張りましょう!
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